歩行におけるバイオメカニクスの基礎【立脚後半:TLA】

【医療者向け】歩行

歩行の効率性に着目しバイオメカニクス的な視点でお伝えしていきます。   ここでは歩行の立脚終期に着目しお伝えしていきますが、下記文献も一度参考にしてみてください。

歩行のバイオメカニクスの基礎:立脚終期の役割

歩行を効率的に行う為には立脚前半では重心を持ち上げて倒立振り子運動を生み出すことが大切でしたが、立脚期後半では推進力を得ることが大切です。   立脚終期で推進力を生み出すには、立脚前半で生み出した位置エネルギーを運動エネルギーに変換させ、TLAを作ることが大切になってきます。

立脚前半:重心を持ち上げて倒立振り子運動生み出す
立脚後半:TLAを作成し推進力を生み出す

歩行のバイオメカニクスの基礎:TLAとは?

TLAとは【大転子と第5中足骨を結ぶベクトル線と大転子から床への垂直線から生じる角度】です。

TLAは蹴り出し(プッシュオフ)によって生じる床反力の垂直成分・前方成分(推進力)に分けることが出来ます。

TLAが小さいと床反力によって生じる垂直成分の割合が増加し、前方成分(推進力)の割合が減少することが分かります。

つまり、TLAが小さくなると推進力が減少し歩行の効率が悪くなるということです。

TLAの推進力に対する貢献率は底屈モーメント(蹴り出し:プッシュオフ)の2倍という研究結果 トレーニングによる推進力の改善程度に対する貢献度が4倍という研究結果 そのため、推進力を生み出す為にはTLAが非常に重要というわけです。

  TLAを生み出す為には対側下肢のストライドを拡大するとと自然とTLAは増大します。   しかし、立脚中期~立脚終期~遊脚前期における制御が上手くいかないと、対側下肢のストライドを拡大することは難しくなります。

歩行のバイオメカニクスの基礎:立脚終期における各関節

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