【住宅環境コーディネーター2級を目指す人向け】建具への配慮

理学療法士が住宅環境コーディネーター2級を取るために勉強した内容をまとめていきます。【2021年】

住宅環境コーディネーターの2級の資格所得を目指す人には参考にして下さい。

ここは【建具への配慮】についてまとめていきます。

建具への種類・特徴

※建具:建築物の開口部に設けられる開閉機能を持つ仕切り

住宅で使用される代表的な建具は引き戸開き戸折れ戸などであり、折れ戸は浴室などの幅狭い開口部で使用されます。

そのほかにアコーディオンドア気密性が低く、高齢者や障がい者には開閉動作が難しいとされています。

引き戸

開閉動作がしやすく、よく使用されます。

しかし気密性が低く使用場所は配慮する必要があります。

引き戸は1枚引きから4枚引きまで多く使用され、用途によって使い分けられます。浴室には開口幅のとれる3枚引き戸が適しています。

開き戸

気密性が高く、引き戸よりも狭いスペース(建具の幅)で設置出来ます。

しかし、開閉時には身体があおられるような格好になることや、戸が廊下側に開く場合には通行している人に衝突する危険性があるため、使用場所や開き勝手(開く方向・建具の吊り元など)に配慮します。

通常は1枚扉ですが、扉が2枚の親子扉(戸)は普段の出入りには親扉を使用し、大きな荷物の出し入れには子扉も開けて使用します。

建具への構造

建具回りのスペース

開き戸の開閉時にからだを避けるためのスペースとして、建具の把手側に300mm以上の袖壁を設ける。

車椅子の場合は450mm以上が望ましい

把手

ノブは握る➡回す➡開閉、というように3動作が必要であり高齢者や障碍者には使いづらいことが多いです。

レバーハンドル型はレバーを下げる➡開閉する、というように2動作で済むため使いやすくよく使用されています。

ドアクローザー

開き戸に設けると戸がゆっくりと閉まる為、あわてずに開閉動作ができ安全性が高まります。

住宅での建具幅

基準寸法(モジュール)を910mm(3尺)として造られている住宅での建具幅は、柱の位置関係によって決定されます。

通常、建具枠の中法で700~720mm程度のため介助歩行や自走用車椅子の通行には困難であり、介助用の車椅子やシャワー用車椅子が直角に曲がって通行するためには、建具の有効幅は750mm以上必要とします。

しかし、トイレや浴室の扉は幅員600mm程度の狭い建具が多いため、新築時にはあらかじめ十分な幅員を確保しておく必要があります。

※住宅品確法での「日本住宅性能表示基準」の高齢者等配慮対策等級(専用部分)の等級5では、玄関や浴室の出入り口の有効幅員は800mm以上と規定されています。

 

その他

建具により有効幅が十分でない場合、部屋の用途に支障がなければ建具を丁番ごと取り外し幅員を広げることも可能。

 

高齢者や障碍者では、身体の移動を伴う開き戸よりも引き戸の方が開閉操作が用容易であり、特に車椅子を使用している者は幅の大きな開き戸を開ける時に身体があおられる危険があります。