【リハに役立つ】血液検査の解釈:CK-MB

【医療者向け】血液・尿検査

リハビリを行っていく上で部分的な評価だけでなく、理学療法以外でも全体的な評価は欠かせません。

全体的な評価の1つとして血液データの解釈は欠かせません!

ここではまずCK-MBの解釈についてお伝えしていきます。

CK-MB

CK(クレアチンキナーゼ)は骨格筋心筋・平滑筋などの筋肉やに多量に存在する酵素です。

筋細胞内のエネルギー代謝に重要な役割を果たしています。

筋肉に障害があるとCKが血液中に出現して高値となり、中でも代表的な筋肉の病気である急心筋梗塞

筋ジストロフィーで著しく上昇します。

筋肉の病気が特定できない場合は、甲状腺の病気も考えられ、甲状腺機能低下症では総コレステロール・AST・LDH等と上昇します。

また、血中CK値は激しい運動・肉体疲労・こむら返り・筋肉注射・点滴漏れ・外科的手術など疾患によらない筋組織の損傷でも上昇します。

CKにはCK-BB・CK-MB・CK-MMの3種類の存在が知られています。

それぞれの指標は以下になります。

●CK-BB:脳・子宮・腸管

●CK-MB:心筋

●CK-MM:骨格筋

CK-MBは筋肉の中でも心筋の特異性が高い血液検査となります。

CK-MBの基準値

CK-MBが高値の時

症状 胸痛・心窩部痛
左肩痛
歯痛
急性心不全症状
病態 心筋細胞膜の障害(壊死)に伴い、筋細胞内の成分が血中に流出することによりCK-MBが上昇します
原因・影響因子 急性心筋梗塞

CK-MBは心筋梗塞発症後4~8時間で上昇し、12~24時間でピーク値を迎えます。

ピーク値は心筋壊死量を反映し、重症度と関連しやすいです。

心臓外科手術後急性期は、手術侵襲によるCK上昇だけでなく、心筋梗塞の新規発症も起こりうるため、CK-MBも確認します。

その他の注意点

心筋梗塞では、CK-MBより感度・特異度が高く、早期に上昇しピーク値を迎える心筋トロポニンTを使用することが多くなってきました。

参考書籍

血液検査の数値を把握しておくことで、より詳しくリハビリのリスクを把握したり、リハビリプログラムの構築の工夫リハビリの進捗を予測することが出来ます。

血液検査に詳しくなると、周囲の療法士に頼られることが増えると思います!!

検査項目別・疾患別で記載してあるので、ぜひ参考にしてみて下さい!!

リハに役立つ検査値の読み方・とらえ方 [ 田屋 雅信 ]

価格:3,740円
(2020/6/19 15:45時点)
感想(2件)

 

臨床判断を鍛えるアセスメント力がつく検査値の読み方[本/雑誌] / 道又元裕/監修

価格:3,245円
(2020/6/19 15:45時点)
感想(0件)