【理学療法士が教える!】糖尿病の合併症・怖さまとめ!!

【一般向け】糖尿病

近年、日本の食事は豊かになり昔はあまり馴染みのなかった糖尿病という病気を耳にするようになりました。

糖尿病とは生活習慣病の1つであり、日々の生活習慣により発症するものです。

糖尿病は重症化すると失明切断になる恐ろしい病気です。

ここでは、普段理学療法士として勤めている立場から糖尿病について解説していきます。

糖尿病とは…?

糖尿病とは、高血糖を主徴とする代謝の異常です。

つまり、血糖値が高い状態です。

普段私たちの体は全身の状態を一定に保とうとします。血糖値も例外ではありません。

血糖値が上がれば、血糖値を下げようとします。

血糖値は膵臓から分泌されたホルモン(インスリン)が、血糖値を下げようとします。

このインスリンの分泌される量が減ったり、インスリンが効きにくくなると血糖値が高いままになり高血糖になります。

なぜインスリンが機能しなくなる(血糖値が下がらなくなる)?

インスリンは膵臓から分泌されるホルモンですが、血糖値が高くなるほどその分泌量も増えます。

膵臓がインスリンを必要以上に分泌した結果、膵臓の機能が低下します。

つまり、糖分を取り過ぎるとその上がり過ぎた血糖値を下げようとして、膵臓の過剰な負担がかかってしまうことで膵臓が弱ってしまいます。

膵臓が弱り切ってしまい、インスリンの分泌量が不十分になると…血糖値が高いままになり高血糖状態となり糖尿病となります。

糖分を取り過ぎる

膵臓が頑張り過ぎる!!

膵臓が弱くなってしまう!

膵臓から出るインスリンの量が減ってしまい血糖値が下がらない!

高血糖状態となり糖尿病となる

糖尿病になるとどうなる?

糖尿病で一番怖いのは合併症です。

※合併症とは…【病気によって引き起こされる他の病気や症状】

糖尿病で起こる合併症には有名なもので

・糖尿病網膜症

糖尿病網膜症とは、文字通り目の病気です。

糖尿病網膜症は緑内障につながります。

また、網膜に異常が生じることで進行すると最悪の場合は失明になります。

・糖尿病腎症

腎臓に負担がかかってしまい、腎臓が弱ってしまいます。

腎臓が弱ってしまうと、最終的には人工透析が必要になってしまいます。

人口透析が必要になると、週に約3回、2~3時間病院のベッドの上で人工透析を受けなければならなくなります。

週に約3回、2~3時間を病院のベッドの上で過ごさないといけないので旅行や遠出が出来なくなります。

・糖尿病神経障害

糖尿病は神経にも障害をもたらします。

神経に障害が起こってしまうと…

・足先などの感覚が無くなり、ケガに気づかないで重症になってしまう

➡例:コタツや湯たんぽで足が火傷していることに気づかないで長時間放っておいた結果、足が腐ってしまった!という人もいます

感覚がなくなるということは、非常に厄介であり気づかない内にケガをしてしまい、気づかない内に足が腐るなどの思わぬことに繋がってしまいます。

・自律神経に障害が出てしまい、突然死の原因にもなってしまう

➡自律神経は身体の調子をコントロールしています。

身体の調子の制御がきかずに、心臓などに負担がかかり突然死につながる可能性があります。

また、立った瞬間に眩暈が起きてしまうことで転倒してしまい頭を打って脳出血になることもあります。

・心筋梗塞

血管内の血糖値が高くなるので、心臓に負荷がかかったり、心臓に血液がいきわたる血管が詰まってしまうことで心筋梗塞につながる可能性があります。

・その他の合併症

・脳卒中(脳出血・脳梗塞)

・閉塞性動脈硬化症(足の動脈が詰まってしまう)

・糖尿病足病変(足の変形など)

・歯周病

・認知症

・糖尿病は治らない!?

糖尿病というものは、膵臓が弱ってしまい血糖値が高い状態が続いてしまう病気です。

一度弱ってしまった膵臓は回復しません。

その為、弱った膵臓のまま糖分に気を付けて生活をしていくことになります。

そもそも糖尿病と診断されるのは…

糖尿病と診断されるのは、血液を採取して、血糖値や”HbA1c”という血液データが基準値を超えていれば糖尿病と診断されます。

糖尿病というものは、いきなりかかる病気ではなく、じわじわ進行していって基準値を超えたら診断されるものです。

糖尿病は予防が大切

糖尿病は予防する段階が一番大切です。

つまり、日々の食生活や運動に気を付けることが大切です。

・血糖値を上げすぎないように、糖分を取り過ぎないようにする!

・運動をすることで血糖値を下げる!

※運動をすることでインスリンが効きやすくなる。

糖尿病が進行してから運動を行おうとしても…

・腎臓や心臓が弱ってしまい、十分な運動が出来ない!

・失明してしまい運動そのものが出来ない!

ということになってしまいます。

糖尿病は進行してしまうと予防を行うことすら難しくなります。

糖尿病になっていない内に予防を徹底するようにしましょう。

糖尿病に気を付けるべきな人

肥満内臓脂肪の蓄積は糖尿病につながるので、気を付けるべきです。

糖分を分解すると脂肪になり肥満になります。

欧米人は日本人に比べて肥満の方が多いですが、欧米人は日本人に比べて内臓の機能が強いので糖分を分解し脂肪をためやすい傾向があります。

日本人は肥満の人は少ないですが、これは欧米人に比べると内臓の機能が弱いので糖分を分解しきれずに脂肪になりにくいためです。

日本人は肥満の方が少ないですが、肥満でないからといって安心は出来ません。

内臓の機能が比較的弱い日本人は糖分が分解しきれず、血糖値が高くなってしまう傾向にあります。

日本人は欧米人と比べて糖尿病になりやすい体質ですので気を付けましょう。

最後に…

ここまで糖尿病についてお伝えしてきました。

糖尿病は急にかかる病気ではなく、じわじわ進行していく生活習慣病です。

糖尿病で一番怖いのは合併症です。

糖尿病の合併症により

・失明

・人工透析が必要

・心筋梗塞

・脳卒中

などの様々な怖い病気や症状につながるかもしれません。

糖尿病は予防の段階が一番大切です。

予防の段階が一番お金の費用が安く、身体の負担も少ないです。

日本人は欧米人に比べて糖尿病になりやすいです。

自分は大丈夫!と思わず一度、自分の食生活・運動習慣を見直してみてはいかかでしょうか?

ここまで読んで頂きありがとうございました。