【理学療法士が伝える】靴を選定する際のポイントまとめ!!

【医療者向け】糖尿病

理学療法士では患者さんに靴を購入したいので、それがいいのか聞かれることがあると思います。

靴を選定する為のポイントはもちろんあり、特に糖尿病などの末梢神経障害を有している方に誤った靴を選定すると、靴擦れなどにより足部が傷ついたことに気づかないで壊死に繋がる可能性があります。

ここでは高齢者・糖尿病などの末梢神経障害を有している方向けの靴の選定のポイントをお伝えしていきます。

靴の選定のポイント1:つま先が1横指分空いているのか

靴の選定する際のポイントとして、つま先が靴に当たらず、【1横指分】隙間が空いているのか確認します。

もし、つま先が靴の先に当たるのであればサイズが小さいのでワンサイズ大きめの変更するといいと思います。

つま先が当たる靴を使い続けると、爪が壊死することがあるので注意してください。

また、靴の中で足の指を曲げても窮屈でないかも確認しておきます。

靴の選定のポイント2:母指球・小指球辺りが窮屈でないか

簡単に言えば足の横幅ですね。

母指球・小指球辺りは特に骨が出っ張っており、圧を受けやすくなっています。

その為、母指球・小指球辺りに窮屈さを感じたまま使い続けると潰瘍・壊死に繋がる可能性があるので注意が必要です。

糖尿病などの末梢神経障害を有している方は、気づいていない可能性があるので特に注意が必要です。

靴の選定のポイント3:MP関節部分でしっかりと曲がるか

上図の部分のように指の部分で曲がるかどうかを確認します。

部分が曲がらないと歩く際に、下図の部分に圧が加わることで壊死する可能性があります。

靴の種類によっては曲がりにくいものもあるのでしっかりと確認する必要があります。

また、履く前にしっかりと靴を慣らすために曲がるように手で一度曲げたりすることをオススメします。

靴の選定のポイント4:足の甲が窮屈でないか

足の甲が窮屈になっていないかを確認します。

上図のように靴紐マジックテープなど締める程度で調節できるものであれば、靴を履く際に調節すれば良いですが、革靴などの調節が出来ないタイプは気を付けないといけません。

また、足の甲部分の素材は硬くなく、適度に柔らかいものにすることが適切です。

靴の選定のポイント5:踵が硬さ・柔らかさ

靴の踵は硬すぎても、柔らかすぎてもダメです。

踵周囲は軟部組織が少なく、比較的骨が出っ張っているので踵が硬すぎると圧を受けやすく靴擦れ・壊死の原因になります。

また歩く際の初期接地(踵接地)では、踵が硬すぎると衝撃吸収が難しく、足関節内外反足(左右に倒れやすく)捻挫する危険が高くなります。

反対に踵が柔らかすぎると初期接地(踵接地)の際に踵部分(生身)に圧を受けやすくケガをしやすなります。

踵は硬すぎず、柔らかすぎないものが適切です。

靴の選定のポイント6:内果・外果が当たっていないか

足の内果・外果(くるぶし)が靴に当たっていないかを確認します。

内果・外果(くるぶし)が靴に当たっていると擦過傷などが生じる可能性があるので注意が必要です。

出来る限り、内果・外果(くるぶし)が靴に当たらないものを選ぶことがポイントです。

補足

ここまで靴を選定する際にポイントを6つ紹介しました。

靴の選定のポイントも大切ですが、裸足で靴を履くとケガをしやすいので靴下を履くことは大切です。

また、靴は色のあるものではなく出来るだけ白色の靴下を履くことをオススメします。

色物の靴下ではケガをした際に気づきにくく、白色の靴下ではケガをした際に気づきやすいのでオススメです。

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。