【リハに役立つ】脊椎破裂骨折の画像の見方とは?

【医療者向け】画像

脊椎圧迫骨折と脊椎破裂骨折の違いを知る為には【three column theory】について知っておく必要があります。

1983年にDenisにより脊柱は前中中央柱後柱の3つに分けられました。

脊椎圧迫骨折は前柱のみが損傷を受け、中央柱には損傷が及ばないものを指します。

前柱の損傷による圧迫骨折は楔状・魚椎状・扁平化の3つに分けられます。

 

 

 

 

 

 

脊椎破裂骨折は前柱のみでなく中央柱にも骨折が及び不安定型損傷であるため基本的には手術適応となります。

中央柱が骨折することで、その骨片が脊髄を圧迫し神経症状をもたらすことがあります。

中央柱の損傷は脊柱管内に陥入じやすく、骨の突出が生じることで遅発性脊髄損傷の原因にもなります。

脊椎圧迫骨折と脊椎破裂骨折の違いは中央柱の損傷の有無となります。

 

脊椎破裂骨折:受傷機転

椎体破裂骨折は骨片が後方の脊柱管内に突出することから脊髄症状が起こりやすく、約半数に神経学的異常があると言われています。

受傷機転としては転落・交通事故などの大きな外力が加わった高エネルギー外傷で生じ、重症例では脊髄損傷が合併します。

脊椎破裂骨折:治療法

椎体の骨片が脊柱管の40%以上に及ぶ場合や、25°以上の後彎が生じる場合は、手術療法が選択されます。

手術方法としては後方固定法前方除圧術などが行われます。

脊椎破裂骨折:画像の見方

下の図ではL4の破裂骨折が見られます。

また、椎体の骨片が脊柱管の40%未満であり、椎体もある程度温存されています。

しかし、椎体後縁へと骨片がせり出しており、下肢症状を認める可能性が示唆されます。

その為、馬尾神経症状を確認しておく必要があります。

脊椎破裂骨折:画像から考えるリスク

脊髄圧迫骨折以上に遅発性に圧潰が起こりやすく、神経症状がある場合はMRIで脊髄圧迫所見を確認します。

神経症状による麻痺が大きい場合は、予後が不良となることが考えられます。

また感覚麻痺が生じている場合は、疼痛による判断が出来なくなるため、褥瘡創傷管理は目視にて確認を行い、圧迫や皮膚ズレが起きないポジショニングや介助が必要です。

脊椎破裂骨折:リハビリテーション

まずはベッド上安静から開始となりますが、保存療法の場合は離床までの期間が4週以降と長期の臥床状態となります。

その為、廃用症候群が起こりやすく、マッスルセッティングのような下肢の筋力強化に努める必要があります。

離床後はコルセット管理のもと、歩行獲得・筋力増強を行い、ADLならびに社会復帰へと進めていきます。

しかし、馬尾神経症状が強く出る場合は、麻痺などにより受傷前ADLに到達しないっ場合も少なくありませんので、代償動作自助具など多岐にわたる指導・リハビリが望まれます。

 

参考書籍

今回は下の書籍を参考大腿骨転子部骨折の画像の見方をお伝えしました。

下の書籍は運動器画像の見方とリハビリで意識する点などが詳しく書かれておりおススメの書籍です。

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