【住宅環境コーディネーター2級を目指す人向け】外出のアプローチ

理学療法士が住宅環境コーディネーター2級を取るために勉強した内容をまとめていきます。【2021年】

住宅環境コーディネーターの2級の資格所得を目指す人には参考にして下さい。

ここは【外出のアプローチ・外構】についてまとめていきます。

外出における住環境整備への配慮

日本は雨が多く湿度が高いため、床面の高さを直下の地面から450mm以上とすることが建築基準法で決まっており、床下換気口を設けることを規定されています。

屋内外の出入りでは、その高低差を昇降しなければいけません。

設計者は屋内だけでなく、屋外の段差も配慮します。

積雪・寒冷地では玄関やアプローチ部分の雪処理は以下の融雪機能をもつ整備で対応しています。

・無限雪屋根

・玄関風除室

・雁木やフードによるカバード空間の設置

・ロードヒーティング

・融雪像

アプローチ・外構の住環境整備の留意点

障碍者・高齢者は高低差のあるアプローチの移動では、平地とは異なった歩行方法になることがあるので自立歩行・介助歩行・車椅子移動のどれなのかを確認して整備内容を検討します。

道路と敷地の段差解消

道路境界線と敷地の境界線にあるL字溝の立ち上がり部分に段差があると、車椅子での通行が妨げられやすいです。

そのため、段差をスロープ化する縁石を置きます。

しかし、安定した車椅子移動の自立を図る為には所定の手続きを行い、立ち上がり部分が低いL字溝に変更して屋外のアプローチを全面的に整備します。

駐車スペースへの配慮

車椅子から自動車に乗車する場合は、駐車スペースに至る道路を整備します。

運転席に乗車する場合は、出入庫時の自動車の向き位置、乗車を検討します。

電動車いすを屋外に保管する場合には、充電方法も検討します。

玄関へのアプローチ

道路面から玄関ポーチまでのアプローチに高低差がある場合は、対象者の将来の身体状況などを考慮に入れてスロープの設置または緩やかな段差で対応を考えます。

パーキンソン病の人の場合はスロープは適さないので、敷地に余裕鵞れば階段とスロープの併設すると将来的に歩行困難になった場合にも対応できます。

段差があるがスペースの確保が難しい場合、段差解消機の設置を考慮します。

スロープ

勾配:1/12~1/15程度が望ましい
通路幅:900mmm以上(自走用車椅子の場合は、荷物の載せ方で不安定になりやすいので1000mm程度は必要)

※玄関周辺のスペースが十分でない場合には寝室や居間の掃き出し窓側にスロープを設置します。

 

階段

【目安】
蹴り上げ:110~160mm程度
踏面:300~330mm程度

※関節リウマチ患者には蹴り上げ寸法を低くしますが、1/12~1/15の勾配が取れればスロープのほうが適しています。

 

手すり

屋外では雨に濡れてしまうと路面が滑るので、2~3段といった少ない段差でも手すりの取り付けを検討します。

手すりの高さは斜面床から手すり上端部まで750~800mm程度とし、両側に付けると安全ですがスペースが十分にない場合下り方向に移動するとき利き手側に設置します。

手すりの直径は握りやすい32~36mm程度とし、水濡れに強く感触のよい樹脂被覆製などが望ましいとされています。

 

通路面の仕上げ

段差が5mmを超えると転倒の危険性が増すので平坦にします。

石張りにする場合は濡れても滑らないように表面をジェットバーナー仕上げサンドブラスト仕上げなど荒い仕上げにします。

壁面はバランスを崩してもたれかかったり、手をついてケガをしないようにするためにある程度滑らかにしておきます。

そして通路周辺の植裁や植木鉢にも配慮し、安全に通行できるようにします。

※ジェットバーナー:色材の表面をジェットバーナーで焼いて、表面に凹凸を付ける仕上げ

※サンドブラスト仕上げ:砂など吹き付けて、素材の表面に凹凸を付ける加工

色彩・照明計画

通路が長く暗い場合は屋外灯を設置します。

階段には段差部分が認識出来るように足もと灯を設置します。

JISでは門・玄関・庭については5ルクス・表札・門扉・インターホンなどは30ルクスとしています。

高齢者への対応として、階段部分は30ルクス以上にします。

防犯を目的とした人感センサーで照明を確保します。