【住宅環境コーディネーター2級を目指す人向け】高齢者の生活機能

理学療法士が住宅環境コーディネーター2級を取るために勉強した内容をまとめていきます。【2021】年

住宅環境コーディネーターの2級の資格所得を目指す人には参考にして下さい。

ここは【ICF障害の捉え方】についてまとめていきます。

3つの予防と終末期

一次予防(健康増進と疾病の予防):日本人の死因の上位を占める【癌・心臓病・脳血管障害(脳卒中)】の対策とこれらの原因となる悪しき生活習慣の予防に努めます。
一次予防として、【早世の減少健康寿命の延伸QOL向上を目的】としています。生活習慣を改善し、定期的な健康診断等によって疾患の早期発見に努めます。
二次予防(早期発見・早期治療):疾患や障害への移行を防ぎ、重症化を予防します。
三次予防(障害残存後の活動制限や参加制限の防止):早期リハビリテーションにより障害の軽減、廃用症候群を予防し、回復期・維持期リハビリテーションにより生活の自立に努めることで寝たきりを予防します。
尊厳ある終末期:適切な医療や看護、介護サービスにより尊厳をもって死を迎えられるようにします。

高齢者リハビリテーション

まず高齢者は【疾患・心身の機能障害・加齢など】により【疾患管理の不具合・身体機能の低下・生活不適応・思考力や理解力などの低下・障害受容の困難といった心理的問題など】の生活上の問題が生じます。

高齢者の生活上の問題に対してICFの概念に当てはめると、「心身機能」へのアプローチだけでなく「活動」・「参加」へのアプローチにも着目しアプローチすることが重要だと考えられるようになっています。

2004年「高齢者リハビリテーションのあるべき方向」などによって「高齢者リハビリテーションの3つのモデル」が示されました。

高齢者リハビリテーションの3つのモデル

脳卒中モデル:脳卒中・骨折などにより発症直後の急性期からリハビリテーション治療を開始して生活機能の回復に努め、地域リハビリテーションへ移行
廃用症候群モデル:慢性疾患や変形性関節症など、活動・参加を妨げる要因があり、閉じこもりがちな生活が続くとことに起因して徐々に生活機能が低下
認知症高齢者モデル:脳卒中モデル・廃用症候群モデルのいずれにも属さず、環境の変化への対応が難しいことから継続した生活やなじんできた人間関係のなかで介護が必要

QOL向上を目指す基本的理念

1.脳卒中モデル・廃用症候群モデル・認知症高齢者モデルなどの特性に応じた対応をします。
2.過度の安静や介護は出来るだけ避けて、自分で出来ることは自分で行ってもらい廃用症候群の予防に努めます。
3.高齢者は環境の変化に対応することが弱いため、出来るだけ住み慣れた地域や家庭で生活が出来るように、在宅・地域で支えることを目標に実生活に活かせるプログラムを提供します。
4.生活機能が低下した高齢者の生活を成り立たせるために必要な支援プログラムを提供しますが、その際に個々の考え方を尊重し、その状況や個性に合ったリハビリテーションプログラムを提供します。
5.種々の関連職種がチームとして高齢者の評価や治療に関わり、総合的・包括的リハビリテーションの実施に努めます。
6.地域でリハビリテーション・支援プログラムが提供できる体制を構築します。