【住宅環境コーディネーター2級を目指す人向け】地域ケアとリハビリ

理学療法士が住宅環境コーディネーター2級を取るために勉強した内容をまとめていきます。【2021年】

住宅環境コーディネーターの2級の資格所得を目指す人には参考にして下さい。

ここは【地域包括ケアと地域リハビリテーション】についてまとめていきます。

地域包括ケア

ケア

ケアとは狭義では「介護=身の回りの生活支援」という意味です。

また、キュア(cure)とは対語の関係にあり、【キュアが主に病気・障害を治す】という意味で用いられることに対して、【ケアとは病や障害とつきあいながら生活していくもの】とされています。

※ヒューマンケアとは一般的に個人の身体的・精神的側面への援助や、環境の整備・社会資源の活用と整備などを通して行われる総体的な支援のことです。

 

こうしたケアの定義や考えから基づく地域ケアとは以下の通りになります。

地域ケア

地域に暮らす人々のうち、健康生活・家庭生活・学校生活・職業生活等に何らかの不自由がある、またはそのおそれのある人々に対して、その居住地域での生活の自立・自律、あるいはQOL向上を目標に行う支援」と定義されます。

※QOL:生活の質。ただ生活を送るだけでなく、そのが送りたい生活・その人らしい生活を行うことが出来ているのかどうかもケアプランを作成していく上で大切な考え

地域包括ケアシステムとは

地域住民が、生活支援が必要になっても、できるかぎり住み慣れた地域や家庭で安全で安心していきいきと暮らしていけるよう、地域全体で支えるように構築された体制

もともと高齢者だけのものではなく、地域の全ての住民のための仕組みとなっています。

 

地域リハビリテーション

地域リハビリテーションとは、障害のある人々や高齢者およびその家族が住み慣れたところで、そこに住む人々とともに、一生安全にいきいきとした生活がおくれるよう、医療・保険、福祉および生活に関わるあらゆる人々や機関・組織がリハビリテーションの立場から協力しあって行う活動のすべてをいいます。

 

国による地域包括リハビリテーションの支援体制

1998年度から高齢者の寝たきり予防、それぞれの状態に応じたリハビリテーションの適切・円滑な提供を目的として、推進事業を実施しており、2015年からの介護保険制度改正で「新しい総合事業」の一般介護予防の中に「地域リハビリテーション活動支援事業」として設けられました。

 

IL運動

IL運動とは「重度障碍者の自立を主張する運動のことでありIndependent Living movementの略です。就労が出来ない重度障碍者でも、家族や施設職員に頼らずに地域社会の中で自己決定にもとづいた主体的な生活をおくることを目指しています。

IL運動は生活保護や福祉サービスを受けないことではなく、どんな重度障碍者であっても、地域社会において主体的に生きる全一的人格者としての自己実現を図る事が本当の自立としています。

 

このように身体的自立・経済的自立という観点だけでなく「どんな重度障碍者になっても、どんなに高齢者になっても、必要とするサービスを利用しながら、地域社会のなかで主体的に自己実現をしていく」という観点で捉えることが必要であるということです。