【住宅環境コーディネーター2級を目指す人向け】障害の定義と捉え方

理学療法士が住宅環境コーディネーター2級を取るために勉強した内容をまとめていきます。【2021年】

住宅環境コーディネーターの2級の資格所得を目指す人には参考にして下さい。

ここは【障害の定義と捉え方の変遷】についてまとめていきます。

 

障碍のある状態

障碍者権利条約による定義(2006年国連総会で採択)

第1条:「障碍者には長期的な身体的・精神的・知的又は感覚的な機能障害があって、様々な障壁との相互作用により他の者との平等を基礎として社会に完全かつ効果的に参加することを妨げ得るものを有する者を含む」

障碍者基本法による定義(2011年改正)

第2条:「障害者とは身体障害知的障害精神障害(発達障害を含む)その他の心身の機能の障害がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にある者をいう」

改正により何らかの心身の障害があり、それに伴い生活上の制限がある人全てが含まれることになりました。

また、改正により「社会的障壁」という言葉が加わり、生活上の制限の要因の一つに「環境」が法的に位置づけられるようになるなど、従来の障碍者の転換がみられました。

※「障碍者総合支援法」では「一部の難病患者」に対象が制限されるなど、支援を求めている障碍者すべてを支援するということは各分野の法律までは浸透しているとは言い難い状態である

ノーマライゼーション

国連・国際障害者年行動計画:「障害者は、その社会の他の者と異なったニーズを持つ特別な集団と考えられるべきではなく、その通常の人間的なニーズを充たすのに特別の困難をもつ普通の市民と考えられるべきなのである」

障害者の捉え方の変遷

国際障害分類(ICIDH)

1980年に世界保健機関(WHO)が出版し、国際機関として初めて障害を3つの次元に区分し、それぞれの次元を詳細に分類し正解共通の目標としました。

ICIDHの障害区分

ICIDHの概念モデル

ICIDHの問題点

障害の捉え方が【病気(Disease)➡機能・形態障害(Impairment)・能力障害(Disability)➡社会的不利(Handicap)】という一方的な流れであることが批判されました。

 

ICF

「心身機能・身体構造⇔活動⇔参加」の3つの概念を生活機能として、それぞれの問題が生じた状態を「機能障害⇔活動制限⇔参加制約」とし、それぞれが相互的に影響を与えると考えられている。

 

ICFの概念