【住宅環境コーディネーター2級を目指す人向け】手すりの取り付け

理学療法士が住宅環境コーディネーター2級を取るために勉強した内容をまとめていきます。【2021年】

住宅環境コーディネーターの2級の資格所得を目指す人には参考にして下さい。

ここは【手すりの取り付け】についてまとめていきます。

手すりの設置と形状

手すりの種類

名称 取り付け場所 使用法
ハンドレール 階段や廊下 手を滑らせながら使用します。広い空間で使用するときには、ある程度の太さがあるほうが安定感があります。直径:32~36mm程度。
グラブバー トイレや浴室 しっかり握ったときに親指と他の指先が軽く重なる程度の大きさがよいとされえています。直径:28~32mm程度。

 

手すりの形状

基本的に手すりの形状は円盤ですが使用者の身体特性と利用方法を考えて必要な形状を検討します。

Ex:関節リウマチなどで手指に拘縮があるときは手すりを握らず、単に手や前腕をのせて移動する方法がとられることに留意します。

手すりの材質

1.材質を選択するときには屋外と屋内に大別し、屋内は水回りとその他の場所に分けて検討します。

2.屋外では耐候性と使用時の感触のよさを重視します。金属製の手すりでは夏季は熱く・冬季は冷たく感じるので樹脂被覆性の手すりなどを選択します。

3.屋内のトイレ浴室など水回りの手すり耐水性と濡れても滑りにくいことが重要です。

4.廊下や階段の手すりは安全性・利便性に配慮し、可能ならインテリアに合わせたり委匠性や質感も考慮します。

 

手すりの端部

手すりの端部は衝突したり、衣服の袖口をひっかけないように壁側に曲げこんで納めます。

エンドキャップを取り付ける方法だけでは不十分です。

 

手すりの取り付け

手すりの取り付け位置

取り付け方向 主に使われる場所 特色と使われ方
横手すり(床面や勾配に対して平行に取り付ける方法) 廊下・階段・浴室など 1手すりをしっかりと握ることが出来ない場合は、肘から先の前腕をのせて使用します。その場合の手すりの高さは、床面から1000mm程度(普通は750~800mm)

2受け金具で手すりを下部から受けるように取り付けます。手すりを横から受ける金具は握った手を滑らせるとき、手すり受け金具に当たり、握りかえる必要があるため不適切。

3廊下や階段の移動や、車椅子からバスボードに移乗して浴槽に入るときには、水平に取り付けた横手すりが使いやすいです。

縦手すり(床面に対して垂直に取り付ける方法) 玄関・トイレなど 上がり框の昇降や便器での立ち座り動作など、身体が上下に移動するときには、垂直に設置した縦手すりが使いやすいとされています。

手すりの取り付け方法

在来工法の場合

間柱自体に手すり受け金具を取り付けることは避けます。

その理由とは、手すり受け金具は3本の木ネジで壁面に留めますが、間柱の幅(35~40mm程度)では2本のネジしか有効でなく、十分な支持力が得られないためです。

枠組壁構法の場合

せっこうボードを使用する場合は全ネジタイプの木ネジを使用して取り付けます。

 

いずれの工法も手すりを取り付ける位置(今後の対象者の身体機能の変化を予測した位置)に壁材しかない場合は、壁下地を補強し、手すりを壁固に取り付けられるよう配慮します。