【住宅環境コーディネーター2級を目指すへ】スペースや家具・収納

理学療法士が住宅環境コーディネーター2級を取るために勉強した内容をまとめていきます。【2021年】

住宅環境コーディネーターの2級の資格所得を目指す人には参考にして下さい。

ここは【スペースや家具・収納への配慮】についてまとめていきます。

スペースの配慮

建築設計の基準寸法をモジュールといい、木造住宅では柱と柱の芯ー芯を910mm(3尺)とするのが標準です。

しかし、3尺モジュールの住宅内では、床走行式リフトや車椅子や介助スペースが確保出来ません。

このため、必要なスペースを確保するために部分的な増改築では「壁・柱を取り外す方法」、新規や大規模な改造では「モジュールをずらす方法」が考えられます。

【スペースを確保する方法】
部分的な増改築:壁・柱を取り外す方法
新規や大規模な改造:モジュールをずらす方法

壁・柱を取り外す方法

木造住宅には構造的にみて取り外せる壁・柱と、筋かいなどの入った取り外せない耐力壁や柱があります

例えば、改造しようとする部分に上階部分がある場合は壁・柱の撤去や移動は困難になる場合があります。

もし、可能な場合でも他所で補強工事を行うことを原則とします。

壁面を撤去して介助スペースを確保します。(例:トイレと洗面・脱衣室をワンルームにします)

この場合は、プライバシーの確保も配慮します。

同居家族と共有する場合、音や臭い・気配などの問題点を家族間で話し合うことが重要です。

モジュールをずらす方法

新築や大規模な増改築に適しており、スペースを必要とする箇所のモジュールをずらし幅員を確保します。

 

家具・収納への配慮

家具の配慮

所有している家具・小物・購入するベッドなどの寸法を確認して平面図に配置し、移動や家事のしやすさを検討します。

高齢者や障碍者の生活動線に無理はないか、十分な通行幅員が確保されているのか、つまづき事故の原因になる家具が動線上にないかをチェックします。

椅子

立ち座り・生活動作・メンテナンス(修理・補修)の行いやすさを重視します。

立ち座りでは形状や座面の高さ硬さひじ掛けの有無、安定性などがポイントになります。

踵が地に着かない座面の高さやでは座位が安定しにくく、反対にソファーみたいに座面の低いものが立ち上がりが行いにくくなります。

また、柔らかい座面では立ち上がりが行いにくいなどの欠点があるので注意します。

ひじ掛けは座位を安定させるのほか、手をかけて立ち上がることで楽に立ち上がることが出来ます。

生活動作のしやすさでは、食事用かくつろぐたっめかなどの目的を考慮します。

 

机(テーブル)

食事や読書など作業を行う机は、椅子の肘掛けが机に当たらないか、天板が当たらないかなど、椅子も含めて検討します。

車椅子使用の場合は机の脚の位置によってアプローチ方向が限定されたり、前輪やフットサポートが当たるような問題が起こりやすいので脚の位置に注意します。

使い勝手をショールームなどで実際に確認することが大切です。

安全に使用できる収納

戸の形状

身体の動きなどを考えて引き戸が最も望ましいとされています。

開き戸は開閉時に前後に身体が動く際に、後方に十分なスペースがあることを確認します。

特に階段の下り口に面していると、後方への転落事故に注意が必要です。

折れ戸は操作を習熟する必要があるため、使用者が使い勝手を良く確認してから導入します。

 

高さ・奥行き

日常的に物を出し入れしやすい高さは、目の高さ程度(1400~1500mm)までであり、それ以上の高さの収入は日常使用しない物の保管に使用します。

この部分の出し入れは介助者が行うこととします。

収入の奥行きが深い場合(600mm以上)は、内部に足を踏み入れて出し入れするため、収納部の床は部屋の床と同じ仕上げにして戸の下枠は設けないようにします。